コトリの不妊治療にまつわる徒然日記

32歳からKLC、33歳から杉山産婦人科→リプロ東京

スピリチュアルなこと

これまで新鮮胚移植1回、凍結胚盤胞移植2回していずれも陰性。胚盤胞移植は2回ともグレードAで妊娠率が55%から70%だったにも関わらず着床しかけたけどダメだった。

確率論だけで言えばもう妊娠率100%は超えているはずなのに、全く妊娠しない。現代の医療技術をもってしても未知の領域があるということは、もはや神のみぞ知る世界なのか。

ここまでくると、人は何かにすがりたくなるものなのかも知れない。

 

同じく不妊治療をしている友人のスピリチュアルな話、例えば自身や夫の親族の誕生日によって妊娠しやすい月とか干支があるとか、月の満ち欠けとの関係とかを聞いても以前はほとんど信じていなかったが、今になってそういうものもあるのかも知れないと思うようになった。

 

何かに取り憑かれたように様々なジャンルの本を読んだ。その中で印象に残っている本の1つが東大医学部救急医学部教授の矢作直樹さんが書かれた「悩まない」という本だ。救急医療という壮絶な現場で医療に携わりながらも「魂」や「神」の存在についても受け入れていらっしゃる。「木の葉1枚落ちるのも神は知ってる」という言葉があるくらい、すべてのことが偶然ではなく必然なのだと。

そうだとすると、私の妊娠時期も決まっているのか、そしてこの不妊期間にも何かしら意味があるのか。

足るを知る。人生のパートナーと巡り会え、この人さえいてくれたらこの先2人だけでもいいと思える人と出会えたことだけでもすでに十分幸せなことだ。

この半年間、妊娠が人生の目標となっていた私にとって、こう冷静に考えられるようになったことはとても大きな収穫だった。