コトリの不妊治療にまつわる徒然日記

32歳からKLC、33歳から杉山産婦人科→リプロ東京

KLC1周期目 初採卵

いよいよ初採卵。初めての体験はいつでもドキドキワクワクする。

 

夫と共に早朝に受付しすぐに採卵室へ。ピンクのベッドがカーテンで仕切られ並んでおり、雑誌も美容院並みに揃っている。看護師さんが順番に名前を呼び、トイレ指示をし、オペ室に連れていく。なかなか手厚い。

せっかちな私は、順番が飛ばされやしないかなどと無駄な心配をして看護師さんに聞いてしまったくらいだ。

 

そしていよいよ自分の番。

オペ室に入ったとたん、足元の体重計に乗るよう指示、体重計から降りると静脈確認、そしてオペ台へ。ここまでものの数秒。オペ室は薄暗くて無機質な雰囲気で緊張MAX。

オペ台の上で名前と生年月日を言い、その間に消毒される。看護師さんが手を握ってくれるので少し気が紛れたが、消毒が容赦ない感じで痛かった。針が卵巣を刺す時にはチクっとしたが一瞬だった。その後のチューブで卵を吸い取られる時が何ともいえない鈍痛というか生理前の下腹が重たい感覚に似ていて不快だった。

 

採卵中はモニターで卵がチューブに吸い取られていくところが見えるのだが、本当に卵があるのだという感動と、自分の分身がとられていってしまったような喪失感みたいなものが残った。

 

何はともあれ、様々なブログで激痛という声もあり覚悟していたが、想定したよりは少ない痛みで無事成熟卵が1つ取れたのだった。夫のオタマも無事採取され、一安心。

 

今回の採卵で大変だと思ったのはやはり仕事との両立。採卵日の決定も2日前だし、なんと前々日、前日と点鼻薬と座薬の時間指定まであるのだ。そして翌日には指定時間に受精確認の電話。当たり前なのだかこちらの仕事の都合なんてお構いなし。体外受精を開始したとたん、次から次へとtodoが出てきて、大きな流れに飲み込まれていくようだ。

幸い3日後の移植予定日は休日なのが救い。実家への帰省をキャンセルしよう。

不妊治療をしていると、仕事の予定も休日の予定も入れにくくなるのだと痛感…