コトリの不妊治療にまつわる徒然日記

32歳からKLC、33歳から杉山産婦人科→リプロ東京

リプロ東京 判定日

本日、夫にも来てもらい判定を聞きに行ってきた。結果は、無事陽性をもらえた!!

BT8とBT10にフライングをして陽性ラインを確認していたが、過去に化学流産を経験していることもあり、先生から結果を聞くまでは全く安心できなかった。

いつもより2時間も早く起床してしまった。

 

いつもは先生を指名したことはないのだが、この日はいつもポジティブな発言で励ましてくださり、さらには採卵、移植も担当して頂いたD先生を指名した。

診察室に入ると「良かったですね。この数値なら大丈夫だと思いますよ。」と言ってくれた。私は安心したと同時に緊張でフリーズして頷くのが精一杯だったのだが、先生的には想像したより反応が薄いと感じたのか、「家で検査したの?」と笑。バレてました。

 

その後、あらかじめ用意していた質問をいくつかして、「来週も胎嚢見えると思いますよ。」とまたまたポジティブなことを言ってくださりお礼を言って出てきた。

 

移植前から大量の飲み薬とヘパリン注射、膣座薬を投与してきたが、判定日以降は、ユベラとルトラールは飲みきり終了。その他は継続。ヘパリン注射が辛いけれど、工夫しながら頑張らねば。

 

それにしても移植時に、その月のリプロ妊娠率は全世代合計して60%(驚愕!!)と仰っていたが、本当にすごい!!

まだまだ乗り越えねばならぬ壁はたくさんあって安心はできないが、とりあえず第1関門は突破した。

同じ時期から妊活不妊治療を一緒に頑張ってきた友人にだけは報告した。友人もとても喜んでくれて嬉しい。

 

BT10 腹痛と下痢と。

今日は生理痛のような冷えた時のような下腹部の痛みが数回あり、わたわたしてしまった。妊娠初期症状で便秘というのは聞いたことがあるが、下痢なんて聞いたことない!まさか生理が来るのでは、と不安になりまたまた検索。

結果、超初期症状の一つに下痢や下腹部痛もあるということを知り胸をなでおろしたり。

ニュートラルとは真逆のの精神状態である。

この日は休日で、自分から夫を誘い散歩に出かけたくせに、急な腹痛にびっくりしてすぐさま最寄りの駅から電車で帰るという有様。笑

夫にも、いちいち反応し過ぎ、不安になりすぎだと呆れられる。

 

この日はラストのドゥーテストで絶対フライングしようと決めていたので、やってみると、BT8より線が濃く出た!少なくともちゃんと数値は増えているのだろう。

それでも今度は線の濃さが気になり、同じBT10のフライングテスト結果の画像をひたすら検索。不安が尽きない…

 

どうか判定日まで無事にいけますように。

BT8

本日BT8。判定日まで長すぎる…。ニュートラルな気持ちで待つと言っていた自分はいずこへ。。仕事中にブログ検索しまくり、帰宅しても何もやる気が起きない日々…指折り日にちを数えているが1日1日が長い。

症状はこれといって特段なく、BT6,7あたりは頭痛がしたのだが雨のせいだったに違いない。

フライングしようかしまいか、悩む。明日あたりしてみるかなー。

 

久しぶりにブログ検索したら、リプロ東京に通われている方のブログもたくさん発見し、その中で妊娠された方も多く、自分も前向きな気持ちになれどうにか落ち着こうと言い聞かせてみる。

どなたかのブログで、着床のイメトレが大事!と書かれていたので、自分のお腹の中でたまごが着床していくイメージを持ってみる。

 

と色々やってみたが、やっぱり気になる!今日は金曜だし(何の言い訳か分からないが笑)、フライングしよう!と決め、帰宅後近くのドラッグストアに駆け込み、ドゥーテストを購入。勢いでフライングしてしまった。。

結果…終了線はすぐ出たが陽性ラインは出ず…泣きそうになっていたらうっすらと陽性ラインが…⁈しばらく眺めていると、やはら陽性ライン半分くらいの長さで線がうっすらと出ているではないか!!ここから今度は「BT8 フライング」で検索しまくり。

同じような濃さの方たちを見ては安心したり、はたまた不安になったり。

 

ともあれ、人生初の陽性ライン。こんな日が私にも来るなんて本当に嬉しい。喜びを噛み締めじんわりと涙が。

夫に報告すると、夫も初めての陽性ラインに喜び、それと同時に「まだ確定じゃないからね。」と。はい、その通りです。

それにしても4回も良好胚を移植してもびくともしなかった私の子宮が、初めて着床してくれた。リプロ東京すごい!本当に転院して良かった。

BT3 友人の出産報告と心がざわついた件

本日BT3。特に何ら体調の変化もなく、ニュートラルな精神状態で…といきたいところだったのが、ここで友人からの出産報告が。これ自体はおめでたいことだし、素直に喜べるのだが、心をざわつかせたのは出産した当人以外の友人の祝福ラインだ。

 

大学時代からの仲良しメンバーでのグループラインがあり、出産したのはその中でも1番仲良しの友達。心からおめでとうを言えたし、そう言えた自分に対しても成長したと言ってあげたいくらいだ。だが、そのグループラインの中である友人の喜び様が半端ない。親戚のおばちゃん並みだ。その子自身は独身だが、子供好きらしく、おめでとうと共に大量のスタンプと赤ちゃんの写真を見ては、表情が〜だの、出産に関しても第一子目はなかなか出てこなくて〜らしい、だの立て続けにコメント連発。

 

いや、本当におめでたいことだし喜ばしいことには疑いのない事実だが、何だろう。このざわつき感。思わずラインの通知を切りたくなった。

仲良し友人の出産報告に対して自分がこんな風な気持ちを持ってしまうことも悲しい。

 

冷静に思い返してみると、その発言の友人の過去の発言でもアレ?っと違和感を抱いたことがあり、それも影響しているのだと思う。

例えばこんなエピソード。その子の友達でなかなか妊娠できない子がおり、その子の祖母が子供について色々と言ってくるようだ。その友達は祖母についてその発言は無神経だ。と言ったのに対して、彼女は、「おばあちゃん世代であれば20代で妊娠出産するのが当たり前の時代だし、その時代の人からしたら早く子供を作れという発言は当然だし、無神経だとも思わない。」と言っていたのだ。

私は当時一般治療の段階であり、彼女に詳細を話していた訳ではなかったのもありただ黙って聞いていただけだったが、私にとっては妊娠に悩む友達の発言の方がとても共感できた。

 

不妊治療をしている身だから、こういった発言に過敏に反応してしまうは分かっているが、やはり自分の心の安定が何より大事であり、彼女とは距離を置きたいと思ってしまった。

これまで私自身も、何気ない一言で他人様を傷つけてきたんだろうなと反省すると共に、思いやりと異なった状況を想像することの大切さを学んだ。

 

すみません、毒吐いて。

リプロ東京 諸々の検査

順序が逆になってしまったが、リプロでの着床不全・不育症検査についても残しておきたいと思う。

杉山にて着床不全検査を受けていたが、リプロでの着床不全検査では杉山での検査項目の他にも沢山の項目があり、まずは採卵周期に入る前に杉山でやっていない検査について検査を受けることにした。もしも検査で問題があった場合、採卵前に必要となる処置が出てくるためだ。

 

受けた検査は、ビタミンD亜鉛銅、子宮内膜炎、耐糖能、子宮収縮、等々。これらの検査を受ける時期はそれぞれ異なるため全ての検査を終えるまでに約2周期を要した(子宮内膜は採卵時に実施)。

結果、ビタミンD亜鉛の値が基準値に達していなかったのと、抗リン脂質抗体でエラーが。ただ、気になったのは免疫系の項目のうち、杉山では引っかかっていた項目がこちらではエラーが出ていなかったのだ。

医師に聞くと、リプロではさらに項目を細分化して検査しており(総合コレステロールの中に善玉と悪玉があるようなイメージ)、妊娠に影響すると言われる項目では問題なかったと丁寧に教えてくれた。納得!それにこんなに検査項目が多いことにも感動。医師の対応にも大満足。

 

あー、もっと早くにリプロに転院すれば良かったと思わずにはいられない。KLCでの4回目の投げやりな移植も、杉山での検査期間も空砲に終わった採卵も、、やらずに済んだかもしれない。いや、でもこれは結果論であって、もしかしたら妊娠できる可能性もあった訳だし、無駄な事はなかった!と自分に言い聞かせる。

 

さて、肝心な検査結果への対応策だが、ビタミンDと鉄分対策として、ビタミンDのサプリと亜鉛のサプリで補うことに。

そして、抗リン脂質抗体への対策としては卵の培養液をヘパリン培養液にするのと移植期に免疫を弱める錠剤をとヘパリン自己注射をしていくことに。頑張りますわ。

 

リプロ東京 初移植

リプロでの初移植を終えた。担当医は、最も多く診察で担当してくれた男性医師であり、採卵の際にも担当だったのでご縁を感じた。

この医師は、毎回質問にも丁寧に答えて下さり、最後に「何か質問はありますか?」と聞いてくれ私の意見を尊重して下さるだけではなく、だいたいいつも「頑張っていきましょう!」と言ってくれる。私はその言葉だけでも心に響き、「はいっ!ついていきます」と心の中で思っている。

それにちょっとした雑談もしてくれることも、好感を持つ理由である。

 

以前、スタバのコーヒーを持って診察室に入ったことがあった(この病院ではウォーターサーバー類が一切ない←不満。笑)が、診察後部屋を出る際に医師が

「あ、それデカフェ?」と聞いてきたため、若干気まずくなり

私「あ…普通のコーヒーです。」

医師「カフェイン摂りすぎは良くないからほどほどにしようねー」

というやりとりがあった。私が食事について医師からアドバイスされたのはこれが初めてだったのだ!

移植日決定の際の診察では、出産予定日まで伝えてくれた。これも初めての経験。

「出産予定日は2月9日ですね。」と唐突に言われ、私は理解するまでに若干時間がかかり、キョトンとした顔をしていると、続けて「バレンタインデー近くですねぇ。」と。私はこんな風に今後上手くいった場合のことを具体的に想定して話してもらった経験がなかったので、戸惑いながら、「はぁ…。」と答えるのが精一杯だったが、「こういうのは上手くいったイメージを持つことが大事なんです。そうするとするっと上手くいくことが多いですよ。」と。

私はとても感動した。

どちらかというと、これまではあまり期待するとダメだった時のダメージが大きくなるのが怖くて、出産予定日等の具体的な事柄について意識的に考えてないようにしてきた。

だが、自分が1番自分を信じてあげなければと思い直した。「自分の未来を信じるのよ。自分が信じてあげなきゃ。先のことは誰にも分からないんだから。」これは私の好きなドラマ「最後から2番目の恋」でキョンキョンが病気で長くは生きられないかもしれない坂口憲二に言っていたセリフ。本当にその通りだ。

 

判定日まであと11日(都合により1日後倒した)。長いが、上手くいくことをイメージしつつニュートラルな状態でいこう。

 

そうそう、戻した卵は、グレード5AA。ふりかけ法。年齢も加味した妊娠率は約40%とのこと。

 

不妊治療歴2年。今思うこと。

前回の更新より2ヶ月近く経ってしまった。理由は、頭の中の不妊治療割合が減ったこと、不妊治療のストレスも減ったことだろう。要するに、良い意味で肩の力が抜け不妊治療について考える時間が減ったのだ。

不妊治療もしつつ、友達との時間を楽しんだり、夫と大好きな海外旅行計画を立てたり。「そうそう私ってこんな感じだったよな」って感覚。その感覚を経て今は完全に本来の自分に戻ったわ。

人間の体って本当うまくできている。あんなに暗くなっていた頃、不妊治療の話をしただけで涙が溢れ出していた頃、友達の妊娠ニュースには耳を塞ぎたかった頃、たった半年前のことなのにその頃のことが遠い昔のことのようだ。

 

こう思えたきっかけは沢山ある。転院したこと、働き方を変えたこと、本を読んだこと、治療お休み期間をとったこと。その中で1番大きかったのは、転院と働き方を変えたことだろう。やはり通院スケジュールが本当にストレスだった。1番最初に門を叩いたのが自然周期専門の病院だったためなにせスケジュールが読めず、時間指定も厳しい上に診察が秒殺。治療方針も含め私には合っていない病院だった。もちろんその方針が合っている方もいらっしゃるし結果も出ている病院なので、あくまでも私にとっては、ということである。

転院した病院は、待ち時間も減ったし、何より医師との双方向のコミュニケーションがきちんと取れる。納得した上で治療を進めていけることが有難い。仕事の負担も減ったことで、妊娠への焦りが減った。焦らずマイペースでやっていこうと思っている。

 

もちろん、この先また半年前のような精神状態になる時が来るかも知れない。

なんてったって、明日はリプロでの初移植なのだ。通算5回目の移植。だが、以前の私より更に強くなった今の私ならこれから先色々な壁をちゃんと乗り越えられるような気がする。

結果を心配しすぎず安定した状態で過ごそうと思う。